マラッカからクアラルンプールまでバスで移動。マラッカセンターというところからクアラルンプール行きの長距離バスが出ているのですが、その場所に行くためにバス停を探していました。
暑い…バス停どこや…
マラッカは朝からぐんぐん気温が上がり、宿を出て5分で汗だくです。大きなリュックを背負い、茹だるような暑さに、つい白目でも向いてしまっていたのかもしれません。
と、その時「どこまで行かれるのですか?車に乗って行きませんか?」と天使のような優しい笑顔の女の子が話しかけてきてくださいました。その女の子の後ろには運転席に座っているお父様と見られる男性が。
おやおや?これは安心させて旅行者をだますパターンの強盗か?
…なんて疑ってしまったことを心から謝ります。土下座します。ごめんなさい。車内では終始笑顔で話してくれて、エアコンが効いた快適な車で、目的地マラッカセンターまでno payできちんと送ってくださいました。これは地獄に仏!本当にありがたかったです。
バスに3時間ほど揺られ、クアラルンプールに到着。
相変わらず蒸し暑く、空はやっぱり曇っています。
マラッカに比べると声をかけてくる人数が多く、大都会ならではの喧騒がそこにはありました。少し気を引き締めておかないと、ひったくりに遭ったりしかねない空気を感じました。物乞いの姿もちらほら見かけます。
チャイナタウンのそばにある宿に荷物を置き、電車でKLCC駅へ。
ツインタワーがシンボルのSuria KLCCというショッピングセンターから徒歩5分ぐらいのところにあるコンベンションセンターの地下にaquariaという名前の水族館があるので、涼みに行って来ました。
入ってすぐにピラニアが!!何とも無慈悲なお顔をされております。
水槽に収まりきれてなさそうな、とても長い生き物がいました。身動きがとれていません。
キュートなお顔のナマズくんに…
京都の鴨川でも時々見かけるヌートリア。
他にもたくさんの種類の生き物が居ました。
中でも大興奮だったのは、水中トンネル!全長約90mあるそうで、長い時間楽しめて大満足でした。
頭上をサメが泳いでいくのは迫力があります。
たくさんの魚たち。自分も潜っているような気分です。最高に心地が良い。水に魅了されてしまいます。
まさかクアラルンプールに来て、これだけ立派な水族館に出会えるとは思ってもみませんでした。
外に出ると、都会のオアシスKLCC parkがあります。多くの人たちが夕涼みをされていました。
KLCC駅と宿の最寄り駅までの乗り換え駅に、マスジット・ジャメという名前の駅があります。
駅の通路から外を覗くと、立派なモスクが見えました。この駅に多くのイスラム教徒の人たちがいる理由がわかりました。
マスジット・ジャメ駅の通路にこんな看板を見つけました。
献血の協力を呼びかける看板のようです。何台かの簡易ベッドがあり、そこで献血が行われていました。目隠しも何もなく、通行人に見届けられながら公開献血。日本の常識とのギャップを感じました。
宿の近くのチャイナタウンは熱気に包まれ、これぞアジア!という匂いがします。求めていたものの半分はこれかもしれない。清潔感からはほど遠いけれど、何とも形容し難い人間臭さが愛しく感じます。
夜店のお兄さんが、私たち日本人を見て声をかけてきます。
頻出ワードは「チョットマッテ」
8.6秒バズーカの影響は大きいようです。
Kazに向かっては「アニキ」
「お兄さん」ではなく「アニキ」。8.6秒バズーカは浸透しきれていないのかもしれません。
私には「カワイイ」と声をかけてきます。
カワイイと言っておけば日本人女性はみんな喜ぶと思っておられるようです。
そりゃもちろん、全然悪い気はしません!
「コンバンハー、ハジメマシテー、アジノモトー」という謎の挨拶も聞こえてきます。
東南アジアでは味の素のCMが流れているようで、彼らにとっては馴染みがある日本語なのでしょう。挨拶代わりにアジノモトーとは斬新です。
それではみなさん
サヨウナラー、マタネー、アジノモトー。
Mariko
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